何とかしてくれるはず。
大地震や大洪水などの災害が来ても、その時に機転を利かせて、自分と家族だけは逃げるつもり。でも、
・どこへ逃げるか、決めていない。
・何を持っていくか、決めていない。
・使えるか分からないけど、自動車で逃
げるつもり。
・逃げずに家の2階にいれば大丈夫な
はず。
・市役所が何とかしてくれるはず。
・自衛隊が何とかしてくれるはず。
・家が倒れても、大事なものはあとで探
せば良い。
「決めていない」「つもり」「はず」ばかりです。私も、以前はそう思っていました。しかし、これは違うことがよく分かりました。
『あのときの機転だけでできたことなんて、一つもなかったんですよ。備えていたことしか役には立たなかった。』『備えていても、訓練などをしていなかったら十分に役立たない。』
これは東日本大震災の当時、東北地方整備局の局長だった徳山日出男さんの言葉です。
まだ旅行にも行きたいし、人生を楽しむつもりでいたところに、いきなり大災害がやってきて、がれきの下や冷たい水の中で命を落とす。この無念を無くす。
防災の究極の目標は、ここだと思っています。
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