青空の下で、
以前、勤めていた会社が外資系でしたので、年に1、2回、行事や会議で、主にアメリカに行きました。
最初の頃のことですが、カジュアルな服装でニコニコしながら、ニューヨークの街を一人で歩くと、百メートルも行かないうちに、怖そうなお兄さん達に取り囲まれました。何度も同じことがあったので、今度はネクタイをして、濃紺のスーツを着て、眉間にしわを寄せて歩いてみると、何百メートル歩いても、誰も寄って来ません。
笑顔があれば何とかなるというのは、日本国内だけのことだと、その時よく分かりました。穏やかな国民性の日本人は、性善説に立って考えます。これは素晴らしい文化です。ところが、一歩国外に出れば、想像もつかないような非情の世界が待っています。それは大災害が起きた時、すぐに街の食料品店が壊され、我先にと略奪が起きる。そんな各国の姿が象徴しています。
本当に日本人で良かったと思います。でも、日本もいつ戦争に巻き込まれるか分からないことを、今回のロシアによるウクライナ侵攻から学びました。
今こそ、自由と平和の有難さを噛みしめ、自国と自国民をきちんと守り抜く、ということを国全体が真剣に考えなければならない時が来たのではないでしょうか。
0コメント